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住宅ローン残債がある家は売却できる?損を抑える売却方法と手順を解説

不動産売却

髙橋 正浩

筆者 髙橋 正浩

不動産キャリア13年

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ファイナンシャルプランナー資格も保有していますので資金計画や投資相談も承ります♪

住宅ローンの残債がある家を売却したいと考えた時、多くの方が最初に感じるのは、果たして本当に売却できるのかという不安ではないでしょうか。
さらに、住み替えや日々の返済、将来の生活資金まで考えると、何から手を付ければよいのか分からず、行動を先送りにしてしまいがちです。
しかし、住宅ローンの残債がある家でも、仕組みと方法をきちんと理解すれば、売却は十分に可能です。
この記事では、残債がある家を売却する時の基本ルールから、具体的な方法、住み替え時の資金計画、費用や税金のポイントまでを、順を追って分かりやすく整理していきます。
まずは全体の流れを知ることで、自分の状況でも無理なく進められるのかを、一緒に確認していきましょう。

住宅ローン残債がある家は売却できる?基本ルール

住宅ローンの残債がある家でも、一定の条件を満たせば売却することは可能です。
ただし、売買契約の締結だけでなく、実際に物件を引き渡す時点までに住宅ローン残債を完済することが原則となります。
金融機関は、残債が残っている間は担保として不動産に権利を設定しているため、そのままでは買主に完全な所有権を移転できません。
そのため、売却代金や自己資金などを組み合わせて、引き渡し日までに残債をなくす計画を立てることが重要になります。

住宅ローンを利用すると、一般的には金融機関が「抵当権」という権利を不動産に設定します。
抵当権とは、万が一返済が滞った場合に、金融機関が担保の不動産を売却して貸したお金を回収できるようにする仕組みです。
家を売却して買主へ完全な所有権を移すためには、住宅ローン残債を返済すると同時に、この抵当権を抹消登記する必要があります。
売却代金の受け取りと住宅ローンの一括返済、抵当権抹消の手続きは、通常は引き渡し日に同時に行われる流れになります。

住み替えや住宅ローン返済に不安を感じている場合は、まずご自身の状況を客観的に整理することが大切です。
具体的には、現在の「ローン残高」、市場の動きを踏まえた「現在の家の相場」、不足分を補える「自己資金」の3点を確認します。
ローン残高は返済予定表や金融機関からの残高証明で確認し、家の相場は公的な価格情報や不動産市場の動向を参考に把握します。
そのうえで、手元の貯蓄や今後準備できる資金を加味して、残債を完済できるかどうかを検討することが、売却方法を選ぶ際の出発点になります。

確認する項目 主な確認先 確認の目的
住宅ローン残高 金融機関資料 完済に必要な金額把握
現在の家の相場 公的価格情報 売却見込み価格の目安
自己資金額 預貯金や資産 不足分補填の余力確認

残債ありの家を売却する具体的な4つの方法

住宅ローンの残債がある家を売却する場合でも、状況に応じた方法を選べば、無理のない住み替えにつなげることができます。
まず代表的なのが、売却価格と自己資金を使って残債を完済する「通常売却」です。
売却代金の入金と同時に住宅ローンを一括返済し、抵当権を抹消してから物件を引き渡すのが基本的な流れです。
このとき、次の住まいの頭金や引っ越し費用も含めた資金計画を、事前に整理しておくことが大切です。

売却代金だけでは残債を完済できない「オーバーローン」の場合は、いくつかの選択肢を比較する必要があります。
たとえば、不足分を預貯金で補う方法や、金融機関と相談して無担保ローンなどで追加借入を行う方法があります。
ただし、追加で借入を行うと返済負担が増えるため、毎月の家計や将来の収入見通しを踏まえて慎重に判断することが重要です。
どの方法を選ぶ場合でも、残債と売却価格の差額を早い段階で把握し、家計に過度な負担がかからないラインを見極めることが求められます。

一方で、収入の減少や病気などにより返済や生活が厳しくなっている場合には、別の方法も検討できます。
代表的なものとして、金融機関の合意を得て市場価格に近い価格で売却し、売却代金を返済に充てる「任意売却」という方法があります。
また、状況によっては「個人再生」「自己破産」などの債務整理制度を利用し、残った債務の負担軽減を図る選択肢もあります。
これらの制度は生活の立て直しを目的とした仕組みである一方、信用情報への影響など注意点も多いため、早めに専門的な相談窓口で内容を確認することが大切です。

方法 主な特徴 向いているケース
通常売却 売却代金等で完済 残債≦売却価格+自己資金
不足分自己資金補填 預貯金で差額返済 貯蓄に一定余裕あり
追加借入利用 無担保等で差額借入 収入安定し返済可能
任意売却等 債務整理と併用もあり 返済や生活が困難

住み替え時に押さえたい資金計画とローンの組み方

住み替えを検討する際は、「先に売る」「先に買う」のどちらを選ぶかで、手元資金の動きや必要な住宅ローンの額が大きく変わります。
先に売る場合は、売却代金と残債精算の結果を確認したうえで新居の予算を決めやすい反面、仮住まい費用が発生する可能性があります。
一方で先に買う場合は、引き渡しの空白期間が生じにくい反面、売却が予定どおり進まないと二重ローンの状態になるおそれがあります。
このような特徴を踏まえ、自身の家計状況や転居時期の希望に合わせて、無理のない進め方を選ぶことが大切です。

次に、住み替え後の毎月返済額の目安を考える際には、家計に占める「返済比率」を意識することが重要です。
一般的に、住宅ローンなどの返済額は手取り年収に対しておおむね20%前後までに抑えると、生活費や教育費との両立がしやすいとされています。
また、現在は低金利であっても、将来の金利上昇や収入減の可能性を見越して、余裕を持った返済計画を立てることが欠かせません。
そのためには、固定金利か変動金利かといった金利タイプの特徴を理解し、金利が上昇した場合の返済額も試算しておくことが望ましいです。

さらに、住み替え後の安心な暮らしのためには、住宅ローン残高をどの程度までとするかを、家計全体とのバランスで考えることが必要です。
具体的には、毎月の生活費に加え、将来の教育費や老後資金の積立を続けながら返済を続けられる水準にローン残高を抑えることが重要になります。
もし返済負担が重く感じられる場合は、借り換えによる金利負担の軽減や、家計に無理のない範囲での繰上返済を検討することも有効です。
こうした見直しを重ねることで、住み替え後も安定した家計を維持しやすくなります。

項目 先に売る場合 先に買う場合
資金計画の立てやすさ 売却代金を把握後に予算決定 先に新居購入予算を設定
一時的な住まい 仮住まい発生の可能性 原則として仮住まい不要
返済負担のリスク 二重ローンになりにくい 売却遅延時に二重ローン懸念

売却前に必ず確認したい手続き・費用・税金のポイント

まず確認したいのは、売却にかかる諸費用と住宅ローン残債を合計した「必要総額」がいくらかという点です。
具体的には、所有権移転登記や抵当権抹消登記の登録免許税、司法書士報酬、売買契約書に貼付する印紙税などが主な費用になります。
これらは国税庁や法務局の公表情報を基に税率や金額が定められていますので、最新の条件を確認したうえで試算することが大切です。
そのうえで、売却予定価格から諸費用と残債を差し引いた結果、手元にいくら残るかを早めに把握しておくと安心です。

次に、マイホーム売却時の税金として「譲渡所得税」と「住民税」の有無を確認する必要があります。
譲渡所得は、売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いて計算し、利益が出た場合に課税されます。
一方で、一定の要件を満たすマイホームの売却では、国税庁のタックスアンサーに示されている各種特例や軽減税率が利用できる場合があります。
逆に、売却によって損失が出た際には、居住用財産の譲渡損失に関する特例などを利用できる可能性があるため、適用要件や必要書類を事前に確認しておくことが重要です。

さらに、住宅ローン返済に不安がある場合は、早めに相談できる窓口を把握しておくと心強いです。
具体的には、住宅ローンを借りている金融機関の窓口や、金融庁や住宅金融支援機構が案内している公的な相談窓口などがあります。
相談の際には、現在のローン残高や金利、毎月の返済額、収入や家計の状況、売却や住み替えの希望時期などを整理した資料を用意しておくと、状況をより正確に伝えやすくなります。
こうした情報をそろえたうえで相談すると、返済条件の見直しや売却方法の検討がスムーズに進みやすくなります。

確認項目 主な内容 準備する資料
売却時の諸費用 登記費用・印紙税など ローン残高証明・登記簿謄本
税金と特例 譲渡所得・各種特例 取得時の契約書・領収書
相談窓口への準備 返済状況と家計全体 収支一覧・返済予定表

まとめ

住宅ローン残債がある家でも、ポイントを押さえれば売却や住み替えは十分に可能です。
大切なのは、ローン残高・現在の家の相場・自己資金を早めに整理し、無理のない返済計画と資金計画を立てることです。
また、売却価格だけで完済できない場合や、任意売却・債務整理を検討すべき状況かどうかも、専門的な視点で見極める必要があります。
当社では、資金シミュレーションから売却方法の比較、税金や手続きの確認まで、トータルでサポートしています。
住宅ローンや住み替えに少しでも不安があれば、お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

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